進学や就職などで初めての一人暮らしをする方も多いですよね。今回は、部屋干しについて、匂いやスペースの問題を解消する策をご提案いたします。
一人暮らしだと、洗濯物を部屋に干す機会が増えると思いますが、外干しよりも部屋干しが優れているポイントは何でしょうか。ご紹介します!
干してある洗濯物というのは、情報がたくさん詰まっています。性別・年齢・居住人数だけでなく、洗濯物を取り込む時間によっては帰宅時間などの情報を得ることもできます。
それらの情報から、洗濯物を盗まれるだけでなく、家にいない時間帯に侵入されてしまうこともあり、女性だけでなく、低層階に住む人は誰もが注意が必要です。
でも、洗濯物を室内に干せば、情報を漏らさずに洗濯することが可能です。
外干しの場合、雨が降っていると干すことができないうえに、突然の雨や雪によって洗濯物が台無しになってしまうことがあります。また、太陽が出ていない時間帯に干しても洗濯物が乾きません。
しかし、部屋干しの場合、突然の雨や雪にさらされることもないため、安心です。
また、夜など、好きなタイミングに洗濯物を干すことができます。
外干しの場合、花粉の多い季節には洗濯物に花粉が付着してしまうことが考えられます。また、花粉が少ない季節であっても、交通量の多い道路に面したベランダなどではホコリがつくことも考えられ、せっかくの洗濯物が台無しになってしまうことも考えられます。
しかし、部屋干しであれば、外気に混じった花粉やホコリ、黄砂などの有害物質から洗濯物を守ることができます。
防犯性の高さや、いつでも干せることなど、優れているように感じられる部屋干しですが、デメリットがあります。
閉め切った室内で洗濯物を干した場合、外干しと比較して洗濯物は乾きにくく、生乾きになってしまうことがあります。そうすると、生乾き特有の嫌なにおいが洗濯物にこびりついてしまうことがあります。
一人暮らし用の部屋では、限られたスペースの中で生活をしなければなりません。そんな限られたスペースの中で部屋干しをすると、生活するためのスペースが圧迫されてしまい、インテリアの印象もよくないことがデメリットの一つです。
生乾き臭は他人からの印象も悪くなってしまうので、なるべく避けたいですよね。本項目では、臭いの対策についてご紹介します。
そもそも、なぜ部屋干しは臭くなりやすいのでしょうか。
・乾くまで時間がかかる
・洗濯物に汚れが残っている
・洗濯槽にカビ
これらのことが原因として考えられます。
では、対策としてどのようなことができるでしょうか。
部屋干しでは、適切な場所に洗濯物を干すことが重要です。適切な場所とは、
・エアコン、扇風機、サーキュレーターの近く
・浴室乾燥機があれば、風呂場
などの、風通しの良い環境が挙げられます。風通しの良い場所に洗濯物を干すことによって、洗濯物が乾くまでの時間を削減することができ、部屋干しによる嫌な臭いを防ぐことができます。
他にも、日当たり・風通しが良い窓際もおすすめですが、その際カーテンレールに洗濯物を干すと、湿気が籠りやすくなってしまうため、カーテンレールを利用することはおすすめできません。
また、干すときに、なるべく洗濯物同士が当たらないようにしたり、ズボンを干す際にはウエスト部分を広げて干したりして、洗濯物に風が通る工夫をするとより有効です。
次に、洗濯するときにできる対策についてご紹介します。
・こまめに洗濯をする
・部屋干し用の洗剤を使う
・こまめに洗濯槽を洗浄する
などの方法が挙げられます。
一つ目のこまめな洗濯は、匂いの発生原因である「モラクセラ菌」という菌を増殖させないようにすることが可能です。モラクセラ菌の排泄物が臭いの発生原因であり、この菌は濡れた洗濯物の湿温度を好むため、洗濯物を溜めずにこまめに洗うことで臭いを抑えることができます。また、洗った洗濯物はすぐに干すことも重要です。
それでも臭う場合は、アイロンを当てたり、60℃以上のお湯につけることで除菌ができるため有効です。
二つ目の部屋干し用洗剤は、通常の洗剤よりも雑菌の増殖を抑えることができるように工夫されているため、臭いの発生を抑えることができます。
最後に三つ目ですが、臭いの原因が洗濯物ではなく、洗濯槽にある場合もあります。洗濯槽についたカビが洗濯物に移ることによって、臭くなってしまうのです。そのため、定期的な洗濯槽の洗浄が必要になります。
なお、衣類用の洗剤の中には、洗濯槽の除菌もできるものがあり、それらを使うことも有効な手段です。
さいごに、部屋干しのデメリットであるスペースの圧迫の対策についてご紹介します。
スペースを確保して洗濯物を干すことができ、賃貸にも使える釘が必要ない様々なグッズが販売されています。それらを使って、部屋干しをより快適なものへとランクアップしましょう!
部屋干しグッズの例として、
・ランドリーラック
・ドアフック
・エアコンハンガー
などがあげられます。このほかにも、脱衣所や窓際に突っ張り棒を設置したり、サーキュレーターや衣類乾燥機を購入することも有効な手段です。
しかし、突っ張り棒など、物によっては壁に跡がついてしまうこともありますので、壁などに跡がつかないものを選んで利用しましょう。
最近では部屋干し用のグッズが100円均一ショップなどでも販売されていて、比較的安価に手に入れることができるものもあります。ご自分の部屋に適したタイプのグッズを探してみましょう!
今回は、一人暮らしの部屋干しについてご紹介しました。
防犯性が高い一方で、生乾きの臭いやスペースの圧迫など、デメリットもありますが、洗濯物の干し方やグッズの導入で快適にもなり得ます。
ぜひ本記事を参考に、ご自分に合った部屋干しの仕方を見つけてみてください!
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