オートロックは安全？その特徴とメリット・デメリットをご紹介！賃貸お役立ちコラム | 大宮の賃貸のことならリロの賃貸　レックス大興

そもそもオートロックとは？

オートロックとは、カードキーや遠隔操作によって解錠できるセキュリティシステムのことです。共同玄関などに設置されていることが多く、ドアを閉めることで自動で鍵をかけることができます。そのため、基本的には24時間鍵がかかりっぱなしの状態となり、安全性は高いといえます。

オートロックの種類

オートロックには、従来の鍵による解錠だけでなく、さまざまな方法があります。

・集合キー式
従来の解錠方法と同じく、鍵を鍵穴に挿入することで解錠できるもので、最も多い解錠方法です。
・暗証番号式
インターホンなどに備え付けられているテンキーに、居住者それぞれの暗証番号を入力することで解錠する方法です。
他の方法と違って、鍵やカードなどが必要ないため、番号さえ忘れなければ締め出される心配はありません。
・カードキー式
ドア付近に備え付けられている専用の読み取り機にカードを挿したり、かざしたりすることで解錠する方法です。
カード型のため、財布やパスケースなどに入れて持ち歩くことが可能です。
・ハンズフリー（非接触）式
専用のICが内蔵されたタグなどが近づくことによって解錠される方法です。
タグをカバンやポケットに入れておくだけで解錠できるので、買い物帰りや子連れで手がふさがっていても解錠できることが特徴です。

これら4つのほかにも、指紋などの生体認証によって解錠するオートロックもあります。

メリット

オートロックにはどのようなメリットがあるのでしょうか。本項目ではオートロックのメリットについてご紹介いたします。

住人など関係者以外は勝手に入れない

オートロックは住人専用の鍵や暗証番号が用意されるため、マンションやアパートに住人など建物の関係者以外が入ることはできないため、侵入の心配が格段に少ないといえます。
関係者以外は、訪問先の居住者による確認がない限りは解錠されない仕組みになっているので、防犯性が高いです。

 

勧誘などの回避が簡単

オートロックがあることによって、断りなく侵入してくる勧誘やセールスなどもなく、無理な入会や押し売りを迫られることもありません。
また、インターホンを鳴らされたとしても、入る許可をしない限りは解錠しない仕組みになっているので、玄関を開けずに対応することが可能なため、勧誘やセールスも断りやすくなります。

空き巣対策になる

空き巣被害の多くは、従来の鍵による解錠方法を用いた物件のため、オートロックがあるだけでも空き巣被害の確率を抑えることができます。
また、近年のオートロックにはカメラがついている場合もあり、高性能なものが増えています。その点も、安心して生活できる要素になります。

デメリット

あるだけでも安心なオートロックですが、やはりデメリットもあります。本項目では、オートロックのデメリットについてご紹介いたします。

家賃が割高

オートロックがあるマンションやアパートは、ない物件と比較して家賃が割高になることがあります。
また、木造建築よりも鉄筋の物に多く採用されていることも割高になる要因の一つです。

締め出しの可能性がある

オートロックは、ドアが閉まると自動で施錠される仕組みになっているので、部屋の中に鍵を置いたままにしてしまうと、物の搬出入などで一時的にドアを開けたつもりが、閉まってしまい鍵が開けられなくなる場合があります。
また、外出中どこかで鍵を紛失してしまったりすると、解錠ができず締め出されてしまうケースもあります。
部屋の中に誰かがいる場合はその人に開けてもらうことができますが、単身や家族が不在の場合には管理会社や大家さんに連絡して開けてもらわなければなりません。
また、鍵の紛失の場合、ドアの鍵自体を変えなければならない可能性があり、その費用も負担しなければならないことがほとんどです。
オートロックに限ったことではありませんが、鍵の管理がとても重要になります。

安全性は確実ではない

たとえオートロックといえど、絶対に安全ではありません。
住人が開けた時や、配達人が入った時などに、不審者が住人を装って一緒に入ってしまったり、落とした鍵を使われてしまったり、また暗証番号の場合は番号を見られてしまうことが考えられます。侵入者が絶対にないとは言い切れません。

侵入者対策として

デメリットととして、オートロックの弱点をご紹介しましたが、ここでは侵入者の具体的な対策をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

周囲をよく見る

改札におけるキセル行為のように、誰かが解錠した隙をついたり、解錠に手間取っているふりをして住人に開けさせて侵入されるといったケースが考えられます。
この対策として、解錠前に背後や周囲に人がいないか見渡すことや、見覚えのない人には注意して、様子をうかがったり、挨拶など声かけをする方法があげられます。

暗証番号は教えない

恋人などに暗証番号を教えることも考えられますが、関係が切れた後に勝手に侵入されてしまうことも考えられます。
暗証番号に限らず、勝手に合鍵を作って渡すことも同様です。
侵入者の被害に遭うのが自分だけとは限らないことに注意しましょう。

心当たりのない来訪者には解錠しない

宅配業者や、鍵を忘れた住人を装って不審者が住人に解錠してもらって侵入するケースも考えられます。この対策としては、心当たりがない宅配は断って後ほど宅配業者に確認したり、鍵を忘れた住人には管理会社や大家さんに連絡するよう促すことが有効です。

以上に挙げた方法以外にも、有効な防犯対策はあります。オートロックの種類に合わせた対策を知って快適に生活しましょう。

まとめ

以上、オートロックのメリットとデメリット、防犯対策についてのご紹介をしました。
オートロックがあるからと言って、必ずしも安全ではないことをお伝えしましたが、あるとないとでは利便性だけでなく、防犯対策としても大きな違いがあります。ぜひ参考にしてみてください。